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FREE BIRD
第5章 祐司
僕も中生を注文し、ついでにいくつかつまみを注文した。
中生のジョッキは直ぐにきた。
「んじゃ、とりあえず…」
飲みかけのジョッキを祐司がニッと笑いながら、軽くあげた。
「ああ、乾杯」
「乾杯」
軽くジョッキを合わせ、漸く喉が潤った。
「暑いなあ~」
僕はネクタイを外しワイシャツの袖を捲った。
祐司は涼しそうなTシャツと短パンその上素足だ。
祐司は随分と若く見えた。
いや、俺が老けてんのか?
同じ歳なのに服装のせいかそんなふうに感じた。