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FREE BIRD
第29章 ライオンになり損ねた
コンコンと襖がなった。


僕達は我に返り慌てて美穂さんは向かいの席に戻った。


「失礼します。お食事お持ちしました」


襖がすうっと開いた時に、美穂さんは慌てて頬を拭った。


もしかして泣いてた?


僕が求めれば求める程美穂さんを苦しめてしまう。


僕も胸が痛かった。



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