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ペニクリを愛して…
第1章 初体験
「そんなに悩むなよ」
放課後、ハンバーガーショップで
シェイクを飲みながら
翔太が励ましてくれた。
悪友の翔太とは学力も同じだったので
同じ高校に進学した。
「わかってはいるんだけど…」
「おまえさあ、
もしかしたら
女に生まれてくる予定だったのかもな」
「えっ?」
「気づいてないか?
お前、どんどん女らしくなってきているぞ」
そう言って翔太は
京平のシェイクを持つカップに指を指した。
「ほら、小指が立ってる」
「やだ…ほんとだ…」
慌ててカップをしっかりと握る。
「それだけじゃあないぞ。
お前、なんだか色っぽいし、
話し方も女っぽいから
こうしてツルんでいても
俺、なんだか女とデートしてる気分に
なっちまうしさあ」
何バカな事を言ってるんだよ
そう突っ込まなくてはいけないんだろうけど
何故か翔太に告白されたようで
心臓がドキドキした。