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Kiss Again and Again
第9章 高梨さん

 ほのかちゃんは 医学部の彼とは別れ サークルや 他校との合コンを楽しんでいた。 ほのかちゃんのいいところのひとつは どんな状況でも 楽しいことを見つけ出してしまうことだ。
 純子ちゃんは 相変わらずのマイペースで 真面目に授業をこなし 教授達を驚かせるほど勉強していた。

 その後もお泊り会は続いていて いつもわたしの部屋に集まり 情報交換をし合った。 大学生活にはかけがえのない親密な時間だった。

 青木さんは 相変わらずダンスに明け暮れ 時には 小さなコンサートのバックダンサーまで出演するようになっていた。 映研で顔を合わせると 「愛美ちゃん 元気?」と 人懐っこい笑顔で 「ダンス関係でよかったら 合コンしない?」と誘ってくれた。

 3年生にもなりながら わたしは合コンというものに 未だ参加したことがなかった。 お誘いは何度かあったが そういうところは 恋人のいない人が行くところだと思っていたし 知らない人と食事をしたり お酒を飲んだりすることが そんなに楽しいことだとは思えなかった。

 「合コン まだ行ったことないんですよ」
 「えっ うそっ。 一度も?」
 「映研での飲み会は 合コンではないですよね」
 「愛美ちゃんって 相変わらずだね。 全然 すれてないよね」
 「そうですか? それ 未だに おこちゃま、っていうことですか?」
 「立花先輩と付き合ってたら 普通 もっと世慣れた感じになるかな、と思って」
 「アバズレへのお勧めですか?」
 「そっ! アバズレになって 立花先輩を振り回すとか」

 そんなこと 想像もできない。

 それから 新入生歓迎会の話なんかをした。

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