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抱き屋~禁断人妻と恋人会瀬
第13章 九谷柚葉 18歳①アナニー幼妻

佐伯との会瀬に選んだこの日本家屋は、元々、柚葉の祖父の隠居家だった。門構えも立派な敷地には玉砂利を敷いた草深い庭を備え、大正、昭和の趣を残す木造平家で、随所に古きよきこだわりが見られる。
晩年、柚葉の祖父はここで蔵書の整理と、趣味の日本画に明け暮れたと言う。その祖父のところに、幼い柚葉は入り浸って育った。『たえの巫女の画貼』は、祖父の遺品に親しんだ柚葉によってここから発見されたのだ。
冬の午後の陽が、庭の森に落ちている。玉砂利の庭園の奥は、山奥そのままのうっそうとした雑木林だ。薄い日だまりの色や木漏れ日のきらめきが麗らかで、都会の喧騒を忘れさせる。
濡れ縁からは唐紅色の花をたっぷりとまとった椿の木立や、葉の色づいた楓の梢が立ち並んでいるのが見える。
「もう、あの柚子も実がついてますよ」
廊下の隅の柱に佐伯を招いて、柚葉が言った。
柚葉の名前の由来になったと言う庭の柚は、中々の枝振りだった。
緑色の硬い刺のついた枝に、山吹色をした果実が重たそうにぶら下がっている。辺りは柚の甘酸っぱい香気が、むせかえりそうに立ち込めている。
それを見ていると柚葉は、佐伯の腕に強くすがって息を荒くしてきた。
「アア…お願い。今日は沢山いやらしいことをして…」
晩年、柚葉の祖父はここで蔵書の整理と、趣味の日本画に明け暮れたと言う。その祖父のところに、幼い柚葉は入り浸って育った。『たえの巫女の画貼』は、祖父の遺品に親しんだ柚葉によってここから発見されたのだ。
冬の午後の陽が、庭の森に落ちている。玉砂利の庭園の奥は、山奥そのままのうっそうとした雑木林だ。薄い日だまりの色や木漏れ日のきらめきが麗らかで、都会の喧騒を忘れさせる。
濡れ縁からは唐紅色の花をたっぷりとまとった椿の木立や、葉の色づいた楓の梢が立ち並んでいるのが見える。
「もう、あの柚子も実がついてますよ」
廊下の隅の柱に佐伯を招いて、柚葉が言った。
柚葉の名前の由来になったと言う庭の柚は、中々の枝振りだった。
緑色の硬い刺のついた枝に、山吹色をした果実が重たそうにぶら下がっている。辺りは柚の甘酸っぱい香気が、むせかえりそうに立ち込めている。
それを見ていると柚葉は、佐伯の腕に強くすがって息を荒くしてきた。
「アア…お願い。今日は沢山いやらしいことをして…」

