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抱き屋~禁断人妻と恋人会瀬
第18章 九谷柚葉 18歳⑥変態茶道妻

「綺麗だよ柚葉…」
我知らず佐伯がつぶやいた一言に、柚葉は息を呑むと、そのまま泣き出した。今のは責め師としての言葉ではない。たくまずして佐伯が心から、口にした言葉だったのだ。
画家でも、鑑定家でもない。そんな佐伯にも伝わったのだ。『たえの巫女』なる画題が、連綿と求め続ける女性美の正体が。柚葉が憧れる陰の美の究極が。佐伯のそのたった一言にすべてが凝縮されていたと言っていい。
「嬉しい…おじさま…」
ぼろぼろと大粒の涙をこぼし、泣きべそで顔を赤らめて、それでも柚葉は笑っていた。
「柚葉は幸せです…ずっとこうして、いじめられていたい…!柚葉はもう、おじさまだけのものです…もっと淫らな変態に育ててください…」
そのとき、佐伯の中で何かが振り切れた。口には出さなかったがそれまではずっと、後ろめたさとためらいが、付きまとっていた。
大切な顧客の令嬢と言う以上に、柚葉のいたいけな様子やいじらしい性格がゆえに、サディスティックに徹しきれない気持ちがあったのだ。
しかし今、その心残りが吹っ飛んだ。苦痛に堪える柚葉を見て、いじましいと言うよりも、いじめたいと言う気持ちが強く燃え上がるようになったのだ。
「いいぞ、柚葉」
気づくと佐伯は、責めの鬼になっていた。
「これからも、いじめ尽くしてやる!どこに出してもこっ恥ずかしいど変態に調教してやるからなあっ!もう、普通の人生は送れない身体にしてやる!覚悟しろっ!」
我知らず佐伯がつぶやいた一言に、柚葉は息を呑むと、そのまま泣き出した。今のは責め師としての言葉ではない。たくまずして佐伯が心から、口にした言葉だったのだ。
画家でも、鑑定家でもない。そんな佐伯にも伝わったのだ。『たえの巫女』なる画題が、連綿と求め続ける女性美の正体が。柚葉が憧れる陰の美の究極が。佐伯のそのたった一言にすべてが凝縮されていたと言っていい。
「嬉しい…おじさま…」
ぼろぼろと大粒の涙をこぼし、泣きべそで顔を赤らめて、それでも柚葉は笑っていた。
「柚葉は幸せです…ずっとこうして、いじめられていたい…!柚葉はもう、おじさまだけのものです…もっと淫らな変態に育ててください…」
そのとき、佐伯の中で何かが振り切れた。口には出さなかったがそれまではずっと、後ろめたさとためらいが、付きまとっていた。
大切な顧客の令嬢と言う以上に、柚葉のいたいけな様子やいじらしい性格がゆえに、サディスティックに徹しきれない気持ちがあったのだ。
しかし今、その心残りが吹っ飛んだ。苦痛に堪える柚葉を見て、いじましいと言うよりも、いじめたいと言う気持ちが強く燃え上がるようになったのだ。
「いいぞ、柚葉」
気づくと佐伯は、責めの鬼になっていた。
「これからも、いじめ尽くしてやる!どこに出してもこっ恥ずかしいど変態に調教してやるからなあっ!もう、普通の人生は送れない身体にしてやる!覚悟しろっ!」

