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ラブホ遊び~求め合う男と女~
第1章 元カレ
真智子の脳裏に
浩二と結ばれた日のことが
鮮明に思い浮かびあがりました。
あれは高校二年生の夏休み初日でした…
浩二は高校三年生でしたので
そろそろ大学受験に備えて
夏休みもほとんどが
学習塾通いになりそうなので、
その前にSEXを経験しておきたいと
浩二が言ったので
望みを叶えてあげるために
ラブホテルに足を運びました。
高校生だと入れてもらえないからと、
真智子たちは精一杯大人びた服装で
ラブホテルへ行きました。
ーお好みの部屋の番号をタッチしてくださいー
タッチパネルの前に立つと感情のない女性の
機械音声が部屋を選べと催促してきました。
「どの部屋にしよう…」
部屋のタッチパネルの前で浩二は
コンビニでお菓子を選ぶ子供達のように
悩みに悩みました。
「どの部屋でも同じでしょ?」
真智子は悩む浩二を無視して
目の前の部屋のボタンを押しました。
-矢印の案内に沿ってお進みくださいー
再び無機質の音声が流れて
廊下の先で矢印の標識がチカチカしています。
平常心を装いながらも
真智子はドキドキしながら矢印に案内されて
目的の部屋に入室しました。
家族旅行で
観光ホテルに宿泊した経験がありましたが、
初めて足を踏み入れたラブホテルは
観光ホテルとは違って
まるでテーマパークのような
賑やかな部屋でした。