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シャイニーストッキング
第12章 絡まるストッキング6 和哉と美冴2
1 1997年8月10日日曜日午後5時
「じゃあ健太さん、14日にね…」
わたしはそう云って、玄関のドアを開ける。
「はい、でも電話とメールしますよ」
「うん…」
わたし達はそう話し、別れのキスを軽く交わした。
そして玄関を閉める。
明日から三日間はお互いに用事があり、逢えない、いや、逢わないのだ。
健太はお盆だから親戚周りをするというし、そしてわたし自身も明日からはお墓参りとかのお盆の色々な用事が少なからずあるにはある。
それに、ゆうじのお墓参りにも行きたかった。
だが、それは昼間であって夜はフリーともいえるのだ。
しかし健太自身が田舎の親戚周りをするから…
と、わざわざ云ってきた。
だが、わたしはその健太の言葉には嘘の匂いを感じていたのだ。
でも、今日、愛し合って、お互いの愛を、愛情の想いを確実に認識をした。
そして、多分、それには嘘はない。
だから、きっと、明日からの三日間で健太自身が、身の回りの女関係を整理してくるのだろう…
と、わたしには感じられたのである。
そしてなぜか、その想いには確証はないが自信があった。
今日の健太の様子を見れば信じられる…
そのくらいに愛情を認識し、信じる事に疑いは感じられないのである。
大丈夫だ…
それにわたし自身も健太を責める事など出来ないのだ。
なぜならば
今夜、これから和哉と会う…
からである。
これは健太に対する浮気心ではない、ただ、本当のことは健太には、いや、誰にも云うことはできないし、云うつもりもなかった。
だから、少しだけ後ろめたい想いがあるのだ…
だが、これは明日からの為であり、わたしと健太の為の一歩でもあるのだ、いや、ある筈なのである。
わたしはタクシーを拾い、自宅に一度帰宅する…
和哉との約束は午後7時。
帰宅して、シャワーを浴び、精一杯綺麗になって和哉と会うつもりであった。
なぜか、そう着飾らなくてはいけない…
と、思っていたのだ。
なぜか…
「じゃあ健太さん、14日にね…」
わたしはそう云って、玄関のドアを開ける。
「はい、でも電話とメールしますよ」
「うん…」
わたし達はそう話し、別れのキスを軽く交わした。
そして玄関を閉める。
明日から三日間はお互いに用事があり、逢えない、いや、逢わないのだ。
健太はお盆だから親戚周りをするというし、そしてわたし自身も明日からはお墓参りとかのお盆の色々な用事が少なからずあるにはある。
それに、ゆうじのお墓参りにも行きたかった。
だが、それは昼間であって夜はフリーともいえるのだ。
しかし健太自身が田舎の親戚周りをするから…
と、わざわざ云ってきた。
だが、わたしはその健太の言葉には嘘の匂いを感じていたのだ。
でも、今日、愛し合って、お互いの愛を、愛情の想いを確実に認識をした。
そして、多分、それには嘘はない。
だから、きっと、明日からの三日間で健太自身が、身の回りの女関係を整理してくるのだろう…
と、わたしには感じられたのである。
そしてなぜか、その想いには確証はないが自信があった。
今日の健太の様子を見れば信じられる…
そのくらいに愛情を認識し、信じる事に疑いは感じられないのである。
大丈夫だ…
それにわたし自身も健太を責める事など出来ないのだ。
なぜならば
今夜、これから和哉と会う…
からである。
これは健太に対する浮気心ではない、ただ、本当のことは健太には、いや、誰にも云うことはできないし、云うつもりもなかった。
だから、少しだけ後ろめたい想いがあるのだ…
だが、これは明日からの為であり、わたしと健太の為の一歩でもあるのだ、いや、ある筈なのである。
わたしはタクシーを拾い、自宅に一度帰宅する…
和哉との約束は午後7時。
帰宅して、シャワーを浴び、精一杯綺麗になって和哉と会うつもりであった。
なぜか、そう着飾らなくてはいけない…
と、思っていたのだ。
なぜか…