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シャイニーストッキング
第13章 絡まるストッキング7 本部長大原浩一

275 日光観光
次の日、私鉄の特急で午前10時に日光駅に到着した。
そしてその駅前で
『日光観光周遊タクシー』をチャーターし
日光東照宮…
中禅寺湖…
華厳の滝…
等、一般的な観光ルートを周回したのだ。
「うわぁ日光なんて、小学校の遠足以来ですぅ…」
この日の律子も昨日のプールで初めて見せた様な満面の笑顔を、一日中私に見せてくれていた。
そしてその笑顔…
そのはしゃぎ方…
その楽しそうな様子…
そこには28歳の、いや、20代前半の明るく、可愛いい、女の子の律子がいたのだ。
そしてこれが本当の律子本来の姿なのだ…
と、私に実感させてくれたのである。
ああ本当に一緒に来てよかった…
そう、心から思った。
そして本当に、そんな律子にますます魅了されてしまっていたのだ…
そしてそんな楽しい時間はあっという間に過ぎ、午後3時過ぎに帰途の特急電車に乗車をし、間もなく私が先に下車予定の隣の市の駅に到着するという時であった。
「じゃあまたな、楽しかった…」
これは本当に本心である。
「はい…わたしもすっごく楽しかったです」
「ああ、うん…」
今日一日を過ごし、本当に名残惜しい気持ちが湧いてきていた。
いっそこのまま、一緒に東京に帰りたい…
とも考えてしまったくらいである。
そして律子はそんな私の気持ちを察したのか、それとも自分に言い聞かせたのか…
「また、直ぐに逢えますから…」
と、私の手を握り、そう言ってきたのだ。
「あっ、うん、そうだな…」
その時、なんとなくその言い方に少し引っ掛かるのを感じたのだが、考え過ぎだと思い流した。
それにそれは、東京でまた直ぐにでも誘ってくる、ということか…
位にも思ったのだ。
「はい、直ぐに…」
「ああ…」
そして駅に到着した。
「じゃあ、また、東京で…」
別れ際にそう言う。
「はい、また、直ぐに…」
と、律子は明るく、本当に明るく、にこやかに手を振りながらそう言った。
『また直ぐに…』
走り去る特急電車を見送りながら、なんとなくその律子の言葉に少しの違和感を感じたのではあるのだが、実は少し前に、それよりも気になる事があったので忘れてしまったのである。
気になる事…
それは…
きよっぺからのワン切りの着信であった…
次の日、私鉄の特急で午前10時に日光駅に到着した。
そしてその駅前で
『日光観光周遊タクシー』をチャーターし
日光東照宮…
中禅寺湖…
華厳の滝…
等、一般的な観光ルートを周回したのだ。
「うわぁ日光なんて、小学校の遠足以来ですぅ…」
この日の律子も昨日のプールで初めて見せた様な満面の笑顔を、一日中私に見せてくれていた。
そしてその笑顔…
そのはしゃぎ方…
その楽しそうな様子…
そこには28歳の、いや、20代前半の明るく、可愛いい、女の子の律子がいたのだ。
そしてこれが本当の律子本来の姿なのだ…
と、私に実感させてくれたのである。
ああ本当に一緒に来てよかった…
そう、心から思った。
そして本当に、そんな律子にますます魅了されてしまっていたのだ…
そしてそんな楽しい時間はあっという間に過ぎ、午後3時過ぎに帰途の特急電車に乗車をし、間もなく私が先に下車予定の隣の市の駅に到着するという時であった。
「じゃあまたな、楽しかった…」
これは本当に本心である。
「はい…わたしもすっごく楽しかったです」
「ああ、うん…」
今日一日を過ごし、本当に名残惜しい気持ちが湧いてきていた。
いっそこのまま、一緒に東京に帰りたい…
とも考えてしまったくらいである。
そして律子はそんな私の気持ちを察したのか、それとも自分に言い聞かせたのか…
「また、直ぐに逢えますから…」
と、私の手を握り、そう言ってきたのだ。
「あっ、うん、そうだな…」
その時、なんとなくその言い方に少し引っ掛かるのを感じたのだが、考え過ぎだと思い流した。
それにそれは、東京でまた直ぐにでも誘ってくる、ということか…
位にも思ったのだ。
「はい、直ぐに…」
「ああ…」
そして駅に到着した。
「じゃあ、また、東京で…」
別れ際にそう言う。
「はい、また、直ぐに…」
と、律子は明るく、本当に明るく、にこやかに手を振りながらそう言った。
『また直ぐに…』
走り去る特急電車を見送りながら、なんとなくその律子の言葉に少しの違和感を感じたのではあるのだが、実は少し前に、それよりも気になる事があったので忘れてしまったのである。
気になる事…
それは…
きよっぺからのワン切りの着信であった…

