この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
シャイニーストッキング
第14章 絡まるストッキング8        部長佐々木ゆかり
 23 女三人の酒宴

「じゃあ伊藤さんこれからもよろしくね、カンパーイ」
 わたしは梅酒サワー、越前屋さんと伊藤さんの二人は焼酎水割りで乾杯を交わす。 

「はいどうぞ、朋美がお世話になってますぅ…」
 すると越前屋さんの叔母さんである女将さんが、なんと豪華なお刺身の舟盛りをサービスで持ってきてくれたのである。

「あら却ってすいません、ありがとうございます」
 速攻お礼をする。

「あぁ叔母さんありがとう」
「室長さん、これから本当に朋美をよろしくお願いしますね」
 女将さんは深々と頭を下げてきた。

「いえ、本当にありがとうございます」
 そんな流れから、女三人の酒宴が始まったのである。

「伊藤さんもイケる口なのね?」
 焼酎水割りを飲んでいるので思わず訊いたのだ。

「あ、はい、この『えつ』にはかなわないですけどまあまあイケます」
 と、笑みを浮かべて言ってきた。
 そう、見かけと違って越前屋さんは酒豪なのだ。

「もお『あっちん』そんなこと言わないでよぉ」
 越前屋さんが和やかに返してくる。

「いや本当でしょ、えつにはかなわないわよ」

 越前屋さんがえちぜんやの『えつ』で
 そして伊藤さんは敦子だから
『あっちん』なんだ…

「室長さんは?」

「え、わたしはねぇ、お酒は好きだけど強くはないわ…
 うーんとねぇ、だいたい3、4杯が精一杯かなぁ…」

 それ以上はヤバいかも…

「そういえばぁ、室長は今夜は本当はぁ、彼氏さんと予定があったんじゃないんですかぁ?」
 と、お酒が入ってノリノリになってきた越前屋さんがそう訊いてきた。

「え、いや…わたし…彼氏…いないし…」
 そうすかさずかわす。

 さすがに本当の事は言えないし、とりあえず彼氏の類はいない…
 と、いう事で社内的には通してあるのだ。

「ええっ、ゆかり室長ぉっ、彼氏いないんですかぁっ」
 すると越前屋さんはそう小さく叫び、そして…
「じゃあ、わたしを含めたこの美女三人、全員男ナシっていう事なんですねぇ…
 もったいないですよねぇ、こんなぁ美女三人がねぇ…」
 そう満面に笑みを浮かべて言ってきた。
 本当に越前屋さんのお酒は、明るくて楽しいお酒である。

「え、伊藤さんも…なの?」
 するとそんな越前屋さんの言葉に思わず反応してしまう。

「あ…はい…男には…興味なくてぇ」
 



/2802ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ