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シャイニーストッキング
第14章 絡まるストッキング8        部長佐々木ゆかり
 114 稲葉ディレクター…(4)

 そんなロッキーの導きにより、そのブラザー系絡みのマリファナパーティーに良く連れていってもらっていたのだが、それが『六本木クラブJ』であったのだ。

 そしてその時にわたしは
『稲葉ディレクター』と知り合ったのである…

 その当時の稲葉ディレクターは、30代前半の、本当に軽い感じの男であり
『テレビに出してあげる…』
『タレントに紹介してあげる…』
 等々を謳い文句にして盛んに女子大生をナンパしては口説いていた存在であった。

 但し、当時のわたしの知る限りでは女子大生レポーターとして活躍した彼女達の存在は皆無であり、ほぼ、やはり当時全盛期であったAV女優になった数人の存在を知ってはいた…
 そして彼はそんな感じのテレビマンでしかなかったから『六本木クラブJ』の審査の厳しい『超VIPメンバー』にはなれず、普通の『VIPメンバー』でしかなかったのだ。

 だが、彼のそのテレビマンとしてのナンパにより女性を集める腕というか、ナンパ術を面白がり、そしてそれを重宝する
『超VIPメンバー』の輩がおり、また、稲葉ディレクターもそれに便乗して上手く『六本木クラブJ』内で立ち回っていたのであった。

 要は『超VIPメンバー』達の乱交パーティーの女性集客にひと役もふた役も関わっていたのである…

 そしてその頃から稲葉ディレクターは、事ある毎にわたしに付いて回ってきていたのだ。

『いやぁ、ゆかりお嬢さんみたいな美人さん見たことないよ…』
『女子大生レポーターにスカウトするから…』
『テレビに出してあげるから…』
 等々、会う毎に、顔を見る度に、そうわたしの事を口説いてきていた存在であった。

 だが、当時も今もそんな事には全く興味がなかったから、彼の話しには一切取り合わなかったのだが、顔を見ればそんな感じになっていたから、嫌でも話す、会話をする、挙げ句には挨拶をする間柄になってしまったのである…
 
 たがわたしは、その『ロッキー』の海外転勤を契機に『六本木クラブJ』の
『超VIPメンバー』の、より深い、ディープな、怪しい深淵へと落ちていき、また、『三山蓮』との関わりが始まるにつれ、彼『稲葉ディレクター』とは接点が薄くなった…
 『稲葉ディレクター』とは、昔、そんな経緯があったのである。

 そして8年振りに再会したのだった…





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