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シャイニーストッキング
第17章 もつれるストッキング1 松下律子

6 山崎専務からの推薦
ど、どういうことなんだ?…
秘書ってなんなんだ、訳が分からない…
いったい、どういうことなんだ?
「………」
そんな感じで狼狽えていると…
「え、あ、大原常務、どうかなさいましたか?」
秘書課長がそう訊いてきた。
「あ、いや…」
私はどうにも答え様がなく律子の顔を見る。
「え、と、この松下は、山崎専務様からの推薦ですが、何か問題が?」
するとそう言ってきたのだ。
「や、山崎専務の推薦?」
「はい、さようでございます」
その時、脳裏にさっきの…
『あっ、そうだ、秘書の希望は結局無かったんだよな?…
こっちで用意したから…』
という、山崎専務との会話が蘇ってきた。
そうか、そういう事か…
やはり、山崎専務の差し金、いや、策略か…
だから、何度となく、秘書のアテがあるのか?等訊いてきていたのか…
「え、と…松下とは面識は?」
すると、やや怪訝な感じで田中秘書課課長が問うてきた。
「あ、うん、以前に本社で見掛けた…かな?」
と、私は咄嗟にそう繕うと…
「はい、本社で何度かお見かけしてますわ…」
律子もそう合わせてくる。
「あ、さようでございますか、じゃ、とりあえずは問題は?」
「あ、うん、ないよ、大丈夫だ」
そしてようやく落ち着いてきて…
「松下くん、これからよろしく頼むよ」
と、そう言わざるを得なかった。
「はい、大原常務、これからよろしくお願いします」
と、律子は深々と頭を下げてくる。
「では、わたしはこれで失礼します…」
田中秘書課長はそう言って部屋を出て行った。
そして、二人切りになった途端に私は…
「あ、おい、律子くん、これはいったい?」
いったいどういうことなんだ?…
と、そう問いただす。
「え、わたしが大原常務の秘書になっただけですけれども…」
律子はそう冷静に答えてきたのだ。
「あ、いや、だから、なぜに秘書なんだって?」
いくら山崎専務でも、さすがに銀座のホステスを悪戯に秘書として推薦はしてこないであろう…
「はい、いちおう履歴書です」
律子は一枚の書類を手渡してきた。
「あ、お…」
そこには律子の簡単な履歴と資格等が書かれてあった…
ど、どういうことなんだ?…
秘書ってなんなんだ、訳が分からない…
いったい、どういうことなんだ?
「………」
そんな感じで狼狽えていると…
「え、あ、大原常務、どうかなさいましたか?」
秘書課長がそう訊いてきた。
「あ、いや…」
私はどうにも答え様がなく律子の顔を見る。
「え、と、この松下は、山崎専務様からの推薦ですが、何か問題が?」
するとそう言ってきたのだ。
「や、山崎専務の推薦?」
「はい、さようでございます」
その時、脳裏にさっきの…
『あっ、そうだ、秘書の希望は結局無かったんだよな?…
こっちで用意したから…』
という、山崎専務との会話が蘇ってきた。
そうか、そういう事か…
やはり、山崎専務の差し金、いや、策略か…
だから、何度となく、秘書のアテがあるのか?等訊いてきていたのか…
「え、と…松下とは面識は?」
すると、やや怪訝な感じで田中秘書課課長が問うてきた。
「あ、うん、以前に本社で見掛けた…かな?」
と、私は咄嗟にそう繕うと…
「はい、本社で何度かお見かけしてますわ…」
律子もそう合わせてくる。
「あ、さようでございますか、じゃ、とりあえずは問題は?」
「あ、うん、ないよ、大丈夫だ」
そしてようやく落ち着いてきて…
「松下くん、これからよろしく頼むよ」
と、そう言わざるを得なかった。
「はい、大原常務、これからよろしくお願いします」
と、律子は深々と頭を下げてくる。
「では、わたしはこれで失礼します…」
田中秘書課長はそう言って部屋を出て行った。
そして、二人切りになった途端に私は…
「あ、おい、律子くん、これはいったい?」
いったいどういうことなんだ?…
と、そう問いただす。
「え、わたしが大原常務の秘書になっただけですけれども…」
律子はそう冷静に答えてきたのだ。
「あ、いや、だから、なぜに秘書なんだって?」
いくら山崎専務でも、さすがに銀座のホステスを悪戯に秘書として推薦はしてこないであろう…
「はい、いちおう履歴書です」
律子は一枚の書類を手渡してきた。
「あ、お…」
そこには律子の簡単な履歴と資格等が書かれてあった…

