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シャイニーストッキング
第7章 絡まるストッキング 1
 61 核心

 まだほんの小さな灯り、道標であるのだが、今回のこの誘いの依頼を受ける事がまず小さな、そしてこの先の大きな歩みに通ずる一歩なのだと感じていたのだ。

「別にこの関連部署じゃなくてもいいのよ、もし他に別の部署の希望があれば…」
 笠原主任はそう言ってきた。
 
 多分他の部署だと遠回りになってしまうかもしれないのだ、この佐々木課長と大原部長との関係をより強く深めていった方が最短な方法なのではないのかと、わたしは秘かに考えていたのである。
 だがそんな想いはあるのだが、何よりわたしはこの佐々木ゆかり課長という存在に大きな興味があるのだ。

「うーん…」
 そしてわたしはゆっくりと顔を上げ、目を開き、そして佐々木課長を見たのである。

 すると佐々木課長はそんなわたしの目に少し動揺をしている様なのである。
 わたしは敢えて笠原主任ではなく、佐々木課長の目を見ていたのだ。
 そして口を開く。

「うーん、そうですね…
 せっかくのお誘いなので受けさせていただきます、よろしくお願いします…」
 そうはっきりと言い、頭を下げたのである。

「あっ、は、はいっ」
 笠原主任の声が思わず高鳴った。
 そして佐々木課長もやや驚いている様であった。
 多分、わたしが断ってくると思っていたのであろう。
 この前は即断したのだ、それは仕方ない事であるのだ。

 そして逆に笠原主任は本当に嬉しそうな顔をして佐々木課長を見ていたのである。
 それはそうなのだ、今回の件も笠原主任が推してきた様であるから。

「そ、そうですか、受けてもらえますか…」
 そう佐々木課長が言ってきたのでわたしは

「ぜひ、佐々木課長の元で力になりたいんです…」
 そう言ったのである。
 そしてこれは本心でもあるのだ。

「課長ぉ」
 笠原主任が嬉しそうに呟いた。

「あのぉ、新規の保険てアレですよね…」
 そしてわたしは気になっている事を話し始めたのだ、どうしてもこれは確認したかったのである。

 いわゆる、オペレーターを使った新たな契約方式を取り、そして保険自体も従来型の積み立てメインではなく、保障も少ないが、細分化した目的に添った低価格の掛け捨て保険制度をメインとする様な…
 等々を佐々木課長に向かって話したのだ。

 すると、どうやら核心を突いたらしく、佐々木課長が驚いてきたのである。




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