この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
シャイニーストッキング
第11章 絡まるストッキング5 和哉と健太

16 欲情の目
だが、彼女は、俺にとってはとてもいい女であったのだ…
簡単に寝る事が出来る、つまりセックスができたのではあるが、今までのたいがいの女性達は、そうなると急に彼女ヅラし始めてきていちいち面倒なパターンになる事が多々あり、俺はそれが面倒になってヤリ逃げするパターンが多かった。
だが、美和は違ったのである…
全然しつこくはなかったし、ヘタしたらこちらから連絡せずに放っておいたらそのままで終わってしまうのではないか、という位にあっさりしていたのだ。
かといって、俺に興味がなかった訳でもないらしく、どちらかといえば彼女は
『待つ女』のタイプであった。
それが、たまたまあの頃の俺には都合が良かったし、気楽でもあったのだ。
そしてちょうどその頃は仕事も忙しく、かつ、ゆかり姫への想いの昂ぶり、ストレス等、色々重なったモノを持ってしまっていて、それを彼女がうまく受け止めてくれ、処理してくれたのである。
そして電話等でも仕事だといえばすんなり引いてくれるし、文句も言ってこない。
正に、俺にとっては都合の良い女であったのだ…
そんな『待つ女』美和が、お盆休み前に京都旅行の件を誘ってきたのだ。
それは俺的には、いよいよ美和も次のステップに入ってきたのだと実感したし、その時点ではまだ美冴さんとは知り合ってはおらず、そしてゆかり姫を『高嶺の花』でいいや、という諦めつつあったタイミングであったのでその京都旅行を俺的にはすんなりと受け入れたのであった。
しかし美和には悪いが、相手が悪かったのだ…
どうしても俺の心の中の天秤は、美冴さんに傾いてしまうのであった。
そして、今夜、この美冴さんの言葉…
『綺麗に片付けしてね…』
その言葉が心に刺さってきたのだ。
最後に美和には心からつくし、正直に告げて、別れよう…
汚い、狡い、酷い…
と、罵られても仕方がない。
もう、俺の心は決まっているし、揺るがない…
そんな想いを脳裏に浮かべていた時であった、不意にテーブルの下で美冴さんの脚が俺の足に触れてきたのである。
えっ…
そして俺は思わず彼女の目を見る。
すると、美冴さんは欲情の目をして俺を見つめてきていたのであった。
この目だ…
この欲情の目が、俺の心を掴んで離さないのだ…
だが、彼女は、俺にとってはとてもいい女であったのだ…
簡単に寝る事が出来る、つまりセックスができたのではあるが、今までのたいがいの女性達は、そうなると急に彼女ヅラし始めてきていちいち面倒なパターンになる事が多々あり、俺はそれが面倒になってヤリ逃げするパターンが多かった。
だが、美和は違ったのである…
全然しつこくはなかったし、ヘタしたらこちらから連絡せずに放っておいたらそのままで終わってしまうのではないか、という位にあっさりしていたのだ。
かといって、俺に興味がなかった訳でもないらしく、どちらかといえば彼女は
『待つ女』のタイプであった。
それが、たまたまあの頃の俺には都合が良かったし、気楽でもあったのだ。
そしてちょうどその頃は仕事も忙しく、かつ、ゆかり姫への想いの昂ぶり、ストレス等、色々重なったモノを持ってしまっていて、それを彼女がうまく受け止めてくれ、処理してくれたのである。
そして電話等でも仕事だといえばすんなり引いてくれるし、文句も言ってこない。
正に、俺にとっては都合の良い女であったのだ…
そんな『待つ女』美和が、お盆休み前に京都旅行の件を誘ってきたのだ。
それは俺的には、いよいよ美和も次のステップに入ってきたのだと実感したし、その時点ではまだ美冴さんとは知り合ってはおらず、そしてゆかり姫を『高嶺の花』でいいや、という諦めつつあったタイミングであったのでその京都旅行を俺的にはすんなりと受け入れたのであった。
しかし美和には悪いが、相手が悪かったのだ…
どうしても俺の心の中の天秤は、美冴さんに傾いてしまうのであった。
そして、今夜、この美冴さんの言葉…
『綺麗に片付けしてね…』
その言葉が心に刺さってきたのだ。
最後に美和には心からつくし、正直に告げて、別れよう…
汚い、狡い、酷い…
と、罵られても仕方がない。
もう、俺の心は決まっているし、揺るがない…
そんな想いを脳裏に浮かべていた時であった、不意にテーブルの下で美冴さんの脚が俺の足に触れてきたのである。
えっ…
そして俺は思わず彼女の目を見る。
すると、美冴さんは欲情の目をして俺を見つめてきていたのであった。
この目だ…
この欲情の目が、俺の心を掴んで離さないのだ…

