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第1章 部室でセックス

　放課後に僕は屋上で外の景色を眺めていた。

　秋の涼しい風が吹いている。

　屋上からは街の景色が一望できた。

　一軒家がずっと向こうまで連なっていて、その上には太陽が浮かんでいる。

　夕方のオレンジ色の日差しがどこか懐かしい感じがした。

　僕は高校三年生で来年は受験を控えている。

　あとこの高校に通うのも半年くらいしかない。

　クラスではあまり目立たず、仲のいい友達も数人だった。

　時々女子と話すこともあったが、僕はそれなりの距離感を保っていた。