この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
空の記憶~あなたと私と彼、それから~
第8章 第三話【波の音】 予感 
 中には白い小さな貝殻がたくさん詰まっていた。静かに入れ物ごと振ると、小さな貝殻が触れあう涼やかな音がかすかに響く。幸はその中の薄紅色の美しい貝を手にした。そっと耳に押し当てると、波の音が聞こえるような気がする。
 ザザ―、ザー、どこまでも続く白い渚、砂を洗う波、澄んだ蒼空。今、幸の眼裏には紛れもなくかつて見た空と海がひろがっていた。それは鮮やかなほどの蒼一色の世界だった。
/865ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ