この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
空の記憶~あなたと私と彼、それから~
第11章 第四話【縁~えにし~】 早春賦 
「また来るよ。幸が戻ってきてくれるまで、僕は何度でもここに来るから」
 浩三の声と共に、砂を踏みしめる音が次第に遠ざかってゆく。追いかけて背後から思い切り抱きしめたい想いに耐え、幸はその場に立ちつくしていた。
 海は波の白い繊細なレース模様を描く。それまで蹲っていたくろがふいに走り出し、砂浜を駆け回る。浩三が去って、安堵したのだろう。彼は彼なりに幸を守ろうとしていたに相違なかった。
/865ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ