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空の記憶~あなたと私と彼、それから~
第20章 番外編第三話【秘恋~背徳の恋~】 濁世の花
「私どもは皆仏の子。互いに助け合うのがこの世の習いであれば、もちろん否とは申しませぬ。あなたさまが旅の途中にこの寺に立ち寄られたのも御仏のもたらし給うたご縁にございましょう。旅の疲れがとれるまで、ゆるりとご逗留なされませ」
と、男は張り切った様子で応えた。
「お見受けたしたところ、この寺には男手はないご様子、この機会に薪割り、拭き掃除、掃き掃除、何でも致しますゆえ、何なりとお申し付け下さい」
と、男は張り切った様子で応えた。
「お見受けたしたところ、この寺には男手はないご様子、この機会に薪割り、拭き掃除、掃き掃除、何でも致しますゆえ、何なりとお申し付け下さい」