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空の記憶~あなたと私と彼、それから~
第22章 番外編第四話【轍~わだち~】
晶は小さく息を吸い込んだ。
「付き合っている人というのは、家の近くの米屋さんの一人息子なの。いつも家にお米を届けてくれるお父さんが配達中に怪我をして、その代わりに家に来た時、知り合ったの。もう一年以上も前のことになるわ。それから学校の行き帰りとか道で逢えば挨拶するようになって、立ち話なんかもして。一カ月くらい経ってから、活動に誘われて一緒に行ったの。それから付き合い始めた」
晶が言うと、祖母は頷いた。
「付き合っている人というのは、家の近くの米屋さんの一人息子なの。いつも家にお米を届けてくれるお父さんが配達中に怪我をして、その代わりに家に来た時、知り合ったの。もう一年以上も前のことになるわ。それから学校の行き帰りとか道で逢えば挨拶するようになって、立ち話なんかもして。一カ月くらい経ってから、活動に誘われて一緒に行ったの。それから付き合い始めた」
晶が言うと、祖母は頷いた。