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彼の熱に溺れたい
第2章 第2章 求め合う躰
「ああっ…」

苦しそうに呼吸を荒らげる恋伽に対し耀は、楽しそうにクスクス笑い極上の笑みを零しながら、更に腰の動きを加速させた。

「やあっ…もっだ…めっ」
「いや?ダメなの?」

涙目になりながらイヤイヤする恋伽に追い討ちをかけていく耀。

「そんなに嫌ならやめてあげよう」

耀は態とらしく腰の動きを緩めるが、けして、その動きを止めることはしない。

「あっ…っ…」

物足りなさそうな恋伽の表情に意地悪な笑みを浮かべた耀の長い指が恋伽の唇に触れた。

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