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第10章 デビュー戦

「そう、あのアダルトショップよ……この前みたいなお遊びをまたやろうと思って……でも、今日はコートを脱ぐのはみくちゃんだけどね」

「無理です……無理です……」

1週間前の夫人の姿を思い出しながらみくが辞退しようとするが、夫人に通用するはずがない。

「もう決めてるから……今日はみくちゃんの記念すべき変態デビューの日になるのよ」

「えっ！　デビューって？」

思わずみくが聞き返す……1週間前に夫人の計略で強引に仲間にされてからは、それまでのみくの人生では考えられなかった変態プレイの連続だったのに……今さら、デビューって……。