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ナカまで愛でてトロトロに溶かして
第7章 【譲れないもの】
顔を上げたらもう触れ合う距離。
たくさんある譲れないもののひとつ。
「章介が欲しいの」
踵を上げて私から唇を重ねた。
地下駐車場のど真ん中で熱いキスを。
「それって?どう言うんだっけ?」
まんまと乗せられてる。
わかってる、聴きたいのはそんな言葉じゃなくて、もっと核心を突いたもの。
「好き……章介が好き……多分」
「多分かよ!アハハ!まぁ、良いや、合格」
その後2人で部屋まで戻ったけど。
まさかその一部始終を戻って来た鍵山さんに見られていたとは知らずに私は章介だけを求めてしまっていた。
獣のように求め合う私たちは寝室に辿り着くまでに一枚ずつ服を脱がしキスをして、恋人同士のように愛を囁き合った。
テーブルの上に散らかっていた書類や小物など下に落ちても気にもしないで行為を続けた。
腰まで下ろされたスリップも脱いで足元に落とす。
待てない私はソファーに押し倒してシックスナインに及んだ。
「もうビチャビチャじゃん」と言う章介に
「そっちこそガッチガチだよ」と口に含む。
舌がナカまで挿入ってきて蠢くから子宮が締まって反応してしまう。
我慢汁を吸い上げ涎タラタラ状態で激しくフェラチオすればキュッとお尻の穴が締まって攻め立てやすい。
「ハァハァ……それダメっ……イっちゃう」
先にイかされて震えながらフェラチオを続ける。
「ヤバい、悠、口では出したくない、どうすれば良い?言って」
普通ならバックや騎乗位で激しくピストンされながらイキたいと思うけど、今日は違う。
「正常位が良い………顔見てイキたい」
「お前………その顔反則な?ベットじゃなくて良いの?」
「ん………早く繋がりたいの」
「可愛い、もっと言って?お強請りして?」
もうすぐそこまで来てるのに挿れる直前で煽り返してくる。
舐めた指先で亀頭を擦り、扱いて。
「章介のが欲しい………コレ挿れて……お願い」
「もう帰れって言わないの?」
「言わない……帰らないでって言った……あぁ…っ」
答えてるうちから挿れてきた。
仰け反る身体に抱きついてきてゆっくり揺さぶる。