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ナカまで愛でてトロトロに溶かして
第2章 【それぞれの葛藤】
長さのある章介のペニスは簡単にポルチオへと到達してしまう。
トン…トン…とスローペースで当てても瞬く間に絶頂を迎えるのだ。
「あ……イクっ」と根元まで深く挿入したまま中で痙攣した。
「うっ……あっ……俺もヤバい……っく」
「もう出ちゃうの?まだ楽しみたいのに」
「締め付けヤバい……」
「ね、ヤバいね……ハァハァ…またイキそう…っ」
上擦る声も勝手に動いちゃう腰もビンビンに勃つ乳首もクリトリスも擦り付け一気に駆け巡る。
「あっ…悠っ……イクっ」
「ダメ……まだイかないで…っ」
「ハァハァ…無理だよ!あぁっ…出るっ」
直前で抜くと顎にまで届くほど私の身体目がけてプシャァ…と射精した。
凄い量……1回出してるのにね。
昨日から換算すると5回目のセックス。
遅れて私も痙攣する。
「目隠し取って良い?」
「うん」
精液まみれの私を見て慌てて謝る章介が可笑しかった。
「気持ち良かった?」と聞くと満足そうに「うん」って頷く。
ティッシュで拭き取った後、ベットから降りようとする私を抱き締めてキスするの。
事後の余韻とかも章介は共有したいタイプで、割と私はそういうのしないタイプで極端に分かれる。
そりゃ新婚当初は合わせてたけどね。
どこか冷めてる部分はいつもあった。
恋愛してても常に浮気相手と一緒に居るみたいな感覚。
どこでどうこんなひん曲がった性格になっちゃったのか。
そういや章介はそんなのお構いなしで土足でズカズカと私の領域に踏み込んでくる人だったな。
「俺……やり直したい、悠と恋愛」
「は?」
ね、可愛げがないでしょう?
突っぱねちゃうの。
せっかく寄り添ってくれようとしてるのに今度は不倫相手みたいな素振りでさ。
不倫してる男の人ってこんな気分なのかな。
本妻とは別れられない、遊びで割り切った関係だっただろって。
「急かしたりはしないよ、今が無理でもいつかは考えて欲しいなって」
「考えても無理なら?」
「待つよ、悠だから待てる」
「いやいやいや、新しい相手見つけなって、その方が章介の為になるから」
「うん、わかってる、それもぜーんぶわかってるよ?これは俺の最後の我儘」