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スワッピング入門+(続)+(3)妻が見知らぬ男に犯される時
第9章 予期せぬ出来事
「ゴホッゴホッ・・・・・ゴホッ・・・・。」

(く、苦しい・・・・・。)

私は目も開けられない位、激しく咳き込んだままだった。

余りにも苦しくて、涙が溢れて止まらなかったんです。

「大丈夫・・・?」

背中をさすりながら、裕君が優しく励ましてくれている。

「ウッ・・・・ウッー・・・・・ゴホッゴホッ・・・・。」

言葉を返そうとするのだけど声が出ない。

耳も奥の方がツーンとして、何だか海の底に沈められたような気分。

「ウウンッ・・・・・ウッ・・・・・ンンッ・・・・・。」

どの位時間がたったのだろうか。

多分、10分以上は咳き込んでいたに違いないわ。

ようやく咳がおさまり、徐々に呼吸が楽になっていったの。

「可哀相に・・・・。」

優しい声が耳元で囁いている。

裕君は私が咳き込んでいる間、ずっと背中を撫でてくれていたみたい。

私は嬉しくて、その腕にもたれるように身体を預けたの。

暖かい腕が巻き付くように肩を抱いてくれている。

「ホッー・・・・。」

私は大きなため息をついた。

するともう一方の手が伸び、髪を撫でてくれる。

(気持ち・・・いい・・・・。)

私は暫く、この優しい愛撫を受け止めていた。

「ゴメンね、裕君・・・・。」

うっとりと目を閉じたまま、私は呟いた。

愛撫を途中で中止にしてしまった事に、後ろめたさを感じていたけど。

(でも、大丈夫・・・・。裕君、こんなに優しい・・・・。)

一生懸命、頑張った私を許してくれるだろう。

「家に・・・帰ったら、ゆっくり・・・・して、あげるから・・・・。」

途切れ途切れに声を出していた。

まだ苦しかったけど、せめてもの償いのつもりだったの。

涙で滲んだ目を開けらるまで暫くこの温もりに浸っていよう。

そう思いながら優しい愛撫に身を任せていたんです。

腕の温もりと髪を撫でられ感触が心地良い。

(そう・・・・・。)

セックスなんてしなくても、こうしているだけでも十分幸せ。

「ねぇ・・・・。」

その事を告げようと目を開けた時、ようやく私は異変に気づいた。

「んっ・・・・・んっ・・・・ふっ・・・んふっ・・・・。」

曇った声と共に、何かがが動いている。
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