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スワッピング入門+(続)+(3)妻が見知らぬ男に犯される時
第21章 目覚め
『ああっ・・・・い、いいっ・・・・ああ・・・いいっ・・・。』

だから遂、言葉を漏らしてしまったんです。

『気持ちいいっ・・・・もっと、もっとぉ・・・・。』

もう止める事は出来なかった。

『ああんっ・・・わ、わたしぃ・・・。』

耳元で囁かれる隠微なセリフを、忠実になぞっていく。

『セックス・・・セックスしてるぅ・・・。』

『ようし、いい子だ・・・。』

『ああっー・・・・いやぁー・・・あっあっあっあっ・・・・。』

その度に、ご褒美として激しく突き上げてくれる。

私、もう藤本さんのなすがままになっていたんです。

「ああっ・・・はぁっ・・・はぁっはぁっはぁっ・・・・。」

めくるめく快感の中でケダモノの本能が、植え付けられていく。

「もっと言ってごらん。お前の旦那様に聞かせてあげるんだ・・・。」

命じられるままに言葉をなぞっていく。

「ああ・・・アナタ・・・裕君、見て・・・私、こんなに・・・・。」

夫には、私が自分の意志で話しているように聞こえるだろう。

いや、実際そうだったのかもしれない。

耳元で囁かれる言葉は全て私の望むものだった気がするんです。

こみ上げてくる。

不条理な官能が。

「か、感じる・・・感じるのぉ・・いいっ凄く、いいのぉ・・・。」

隠微な声を出せば出すほど、切ない想いが駆けめぐる。

夫を裏切る行為が、私の理性を粉々に砕いていくんです。

「いい子だ・・・・映見・・・・いい子だよぉ・・・。」

熱い褒め言葉が心に染み込んでくる。

子供のように胸がときめいてしまう。

「あふぅ・・んん・・・・う、嬉しい・・・・・。」

「そうだ・・愛してるよ、映見。僕を好きだって言ってごらん・・。」

「あふぅ・・・んんっ・・・好きっ・・・好きぃ・・・・。」

私は夢遊病者のように言葉を返していた。

頭はもう真っ白。

操られるまま欲望を貪っていく。

(な、なんて・・・・。)

いやらしいの、私。

「もっと、もっと・・・してぇ・・・・。」

熱い息でオネダリしている。

「セックス、気持いいっ・・・・・気持いいのぉ・・・・。」

もう、囁かれなくてもイヤラシイ言葉が、自然と口に出るようになっていた。
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