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スワッピング入門+(続)+(3)妻が見知らぬ男に犯される時
第28章 不条理なプロローグ(第一部)
※※※※※※※※※※※

「でも、やっぱり怖い・・・・。」

現実に戻った鏡の中の自分の泣きそうな表情が、不安を象徴している。

藤本から再会の連絡を受けた裕太は、暫くは躊躇っていた様だったが、結局は映見を誘うことにしたのだ。

(藤本さん・・・。)

会いたく無いと言えば、嘘になる。

いや、むしろ会いたかった。

※※※※※※※※※※※

『ああ、好きっ・・・・藤本さん・・・・ああああっー・・・・。』

連日の擬似スワッピングは、あの日の印象を更に増幅し、映見の心を捕らえて離さない。

『愛してるっ・・・・藤本さんっ・・・・ああ、いいっ・・・凄く、いいぃ・・・。』

(ど、どうしてぇ・・・・?こんなに興奮するの・・・?気持いいのかしら・・・?)

若くもハンサムでもない、中年の男に感じていた。

『素敵だ、奥さん・・・美しい・・・・。』

言葉が上手だったから?

『ふふふ・・・こんなに感じて・・・・・。』

愛撫が巧みだったから?


(わ、分らない・・・・。)
只、植え付けられた欲望は決して消える事ないだろう。
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