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僕の叔母さんは美熟女~教えてあげるね~
第17章 その後
聡子と出会って10年…
僕はけじめをつけようとスーツの内ポケットに
エンゲージリングを忍ばせていた。
聡子とはセックスで身も心も結ばれてから
時に大きな喧嘩もして
もうダメかもと思った時が何度もあった。
それでもなんとか別れずにすんだのは
親友の大下と真美、それに叔母さん夫婦の助けがあったのは言う迄もない。
あ、ちなみに大下と真美さんは
高校を卒業する前に別れた。
あれほど相思相愛だったのに
大下がSNSにハマってしまい、そこで出会った女にコロッとイカれてしまったのが原因だ。
それでもたまに真美さんとデートしてるっていうんだから本当に男と女の関係って複雑だ。
だから二人とも別れそうで別れない僕と聡子を不思議がった。
いつものようにデートをした帰りに
公園の噴水の前で聡子の前に回り込むと
すかさず片ひざをついて内ポケットに手を入れた。
「何?、どうしちゃったの?」
薄々感づいているくせに
聡子はわざとらしく驚いた顔をした。
「僕と結婚してください」
僕はなけなしの貯金をはたいて買ったリングを
ケースを開いて聡子の前に差し出した。
「嘘っ!?」
プロポーズするんだろうなあと思っていながらも
実際にプロポーズされると聡子は嬉しすぎて固まってしまった。
「リングを…受け取って欲しい…」
誰かが通りかかって見られたらめちゃくちゃ恥ずかしいので聡子にさっさとリングを受け取って欲しいのに、
聡子ったら泣き出してしまいリングを受け取ってくれない。