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凌辱のストーリー~雌犬に堕ちていく「涼子様」
第16章 映し出された実像
白い。
全てが白い世界であった。

心地よい余韻が全身を包み、涼子の全ての感覚を眠らせている。

視力も聴力も無い世界で、涼子は一人きりで宙にフワフワと浮かんでいた。

このままそう、もう少し。

漂っていたかった。

自分は何をしていたのだろう。

何も思い出せない。

只、気持ちの良い、とても素敵なイタズラをしていたのだ。

無邪気な子供がするように。

もう無理をする事も無い。

このイタズラが終われば、元に戻ればいい。

元の優等生の涼子に。

静かだ。

あれほど騒がしかった喧騒が消えていた。

そうか、ビデオが終わったのか。

終わったのだ。

ようやく夢から覚める決心をした涼子は、ゆっくりと目蓋を開けていった。

まだ身体は熱く火照っている。

だがさっきの焼付く程ではない。

身体がスッキリと軽く感じる。

何度も味わった快感である。
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