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VRの罠(汚された愛と勇気の戦士達)
第14章 呪い
「もう、忘れたのか・・・愛、お前のご主人様だ・・・。」

部屋の壁に、淫魔達五人の姿が映し出された。

愛の身体に熱い感覚が蘇ってくる。

散々、弄ばれた身体はその姿を見ただけで敏感に反応してしまう。

「あああ・・・・ご、御主人様ぁ・・・・。」

執拗に調教された愛は、無意識に屈辱の言葉を放つのであった。

「ふふふ・・・・可愛い奴・・・・。」

麗子だった淫魔の女王が、大きな牙を向いて嬉しそうに笑った。

「お前は・・・誰だ・・・?」

「ああ・・・・い、淫乱な・・・メス犬・・・ご主人様のマゾ奴隷です・・・。」

愛は切ない声を絞り出していく。

満点の答えに、女王は優しい口調で言った。

「いい子だ、愛・・・褒美をやろう・・・。」

女王が手をかざすと、愛の隣に徹の姿が浮かびあがった。

「と、徹君・・・・・。」

やつれた顔はハンサムな甘いマスクのままだが、生気を吸い取られ青白い色をしていた。

「ふっふっふ・・・救世主アポロン様・・・だろ?愛・・・・。」

校長だった淫魔が、からかうように言った。

「徹君っ・・・・起きてっ・・・徹君・・・。」

その声も耳に入らないのか、愛は必死になって叫んでいた。

「徹君・・・・。」

大きな瞳から涙を溢れさせている。

心の底から男を想う、愛おしい気持ちが込み上げてくる。

やつれ果てた身体を象徴するように細い両足の付け根に、しぼんだペニスが無残に晒されていた。
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