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VRの罠(汚された愛と勇気の戦士達)
第14章 呪い
「でも・・・・・・。」
その気持ちを見透かすように、女王が言った。
「お前と交わり、精気を身体の中に放てば、呪いは消えるだろう・・・・。」
「呪い・・・?」
「そうじゃ・・・・だが、今のままでは男もエレクトしまい・・・だから・・・。」
女王が指を差し出すと、閃光が徹の身体を包んだ。
「ああっ・・・・・。」
驚きに見つめる愛の目の前で徹の姿が、見る見るうちに変化していった。
幾分、生気を取り戻したと思った徹の身体は徐々に太っていった。
しかも15歳の張りのある肌に、がざついた皺が広がる。
筋肉で引き締まっていた腹はでっぷりと膨らみ、まるで中年の如く年老いていった。
「そ、そんな・・・・。」
何よりも愛に衝撃を与えたのは、徹の顔だった。
艶々した黒髪が無残にも白く染まり、端正だった顔が見知らぬ男の顔に変化していく。
どこかで見た顔だと一瞬、頭をかすめたが、混乱する愛は思い出す事が出来なかった。
「徹君・・・・徹君がぁ・・・・。」
さっき、やつれた姿を見つけた時よりも何十倍もの悲しみが愛を包んでいた。
愛する男が、白髪の中年男になってしまったのだ。
しかも、見知らぬ顔になっている。
「いやっ・・・・いやぁ・・・・。」
「見るのじゃ、愛・・・・ビューティー・エンジェルよ・・・・。」
泣き叫ぶ愛に女王の声が鋭く響く。
その気持ちを見透かすように、女王が言った。
「お前と交わり、精気を身体の中に放てば、呪いは消えるだろう・・・・。」
「呪い・・・?」
「そうじゃ・・・・だが、今のままでは男もエレクトしまい・・・だから・・・。」
女王が指を差し出すと、閃光が徹の身体を包んだ。
「ああっ・・・・・。」
驚きに見つめる愛の目の前で徹の姿が、見る見るうちに変化していった。
幾分、生気を取り戻したと思った徹の身体は徐々に太っていった。
しかも15歳の張りのある肌に、がざついた皺が広がる。
筋肉で引き締まっていた腹はでっぷりと膨らみ、まるで中年の如く年老いていった。
「そ、そんな・・・・。」
何よりも愛に衝撃を与えたのは、徹の顔だった。
艶々した黒髪が無残にも白く染まり、端正だった顔が見知らぬ男の顔に変化していく。
どこかで見た顔だと一瞬、頭をかすめたが、混乱する愛は思い出す事が出来なかった。
「徹君・・・・徹君がぁ・・・・。」
さっき、やつれた姿を見つけた時よりも何十倍もの悲しみが愛を包んでいた。
愛する男が、白髪の中年男になってしまったのだ。
しかも、見知らぬ顔になっている。
「いやっ・・・・いやぁ・・・・。」
「見るのじゃ、愛・・・・ビューティー・エンジェルよ・・・・。」
泣き叫ぶ愛に女王の声が鋭く響く。