この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
あなたが消えない
第18章 あなたへの愛を貫く
仕事をしていると、毎日があっという間で。

仕事が終わり、仕事仲間と喫茶店であれこれ仕事の愚痴を溢したり、家庭の話、はたまた男の話で盛り上がり、夕方過ぎに帰宅して夕飯を作る。

和男は相変わらず、帰りの時間が不規則だから、私も相変わらず一人で食べてシャワーを浴び、勝手に眠りにつく。

和男に今は何も、求めてないから。

この今の生活のリズムで、私は平気。

疲れているから仕事の事、翔の事以外は、はっきり言って考えないようにしている。

そして、いつの間にか季節は冬になっていて。

12月になると更に忙しい1日が加速する。

暮れのスーパーは、本気でごった返すから、人の流れで余計に疲れる。

だから、休みの日は極力身体を休めるために家から出ない。

しかし和男との同じ空間にいるのも、面倒だから、休みの日はモーニングに一人で出掛けて、1時間程ゆっくり一人の時間を過ごす日々を送っていた。

無駄に歩いては、翔の会社の車に似た車が通ると、運転席を確認したり。

偶然、会えたらいいのに…って。

そう強く思って…つらい気持ちを、どこかで会える期待に気持ちを切り替える。

いつも、どんな時でも、そう思っていた。

時々、子連れの若い父親を見ると胸が張り裂けそうになる。

翔だったら、どうしよう…って。

そんな姿、翔には似合わないよ。

どうして、お互い結婚する前に出逢えなかったのだろうと悲しくなる。

翔に会いたい。

でも、奥さんや子どもと一緒の所だけは、絶対に見たくないし、絶対に会いたくない。

翔、たった一人の時に。

翔に会いたい…。

/145ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ