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第22章 あとがき

みなさま、この度は「あなたが消えない」を、最後まで御愛読頂き誠に有り難うございました。

みなさまの胸には、この二人の純愛はどう伝わりましたでしょうか？

私がいつも思う事は、結婚で結ばれる恋愛だけが本物ではないのだと思うのです。

むしろ恋愛の延長が結婚だと思わない。

結婚はただの、表面的な事を形にしただけのもの。

昔は分からないけど、現代の夫婦なんてみんなそうなんじゃないのか？いわゆる、見せかけだけの幸せにすがった成れの果て。

そして現実問題、夫婦とは他人の男と一緒になって「なんか違う」と簡単に別れられる仲。(笑)

現代のスピード離婚率を見ての通り。

他は別れていない仮面夫婦かなだけ。

それよりも、もっともっと奥深いお互いの価値観を高めていく関係はあると思うのです。

そんな本物の男女の恋愛ができる関係だって、今の世の中でもう少しあからさまにしたって、悪くないような気がします。

例えお互いが結婚していても、そういった関係が有るからこそ、自分自身を支える軸が真っ直ぐにキープできるのならば。

更にそれで、自分がもっともっと今の心意を無くさずに、常にときめいて美しい心で生きていられるなら、いいじゃないですか。

結婚しても、女だけは絶対に捨てちゃいけない。

不倫や愛人、浮気などは苦しい関係です。

しかし、誰かを裏切りながらの十字架を背負いながら密かに関係をもたなくてはいけないから、そこが難点なのですが。

知られないように、誰も傷つかないように、求め過ぎて自分が傷付かないように。

そっと愛だけを頂き、その愛を貫き、二人だけの本物にする。

奥さんには、人間愛、情愛でいいじゃないですか。

私には彼の、深愛、友愛、人生愛を頂きますよ。