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近くて遠い
第13章 渦巻く気持ちと交わり
広いっ!広すぎる…!
昨日行ったから、当然分かるだろうと過信していたせいで、私は見事に迷子になっていた。
情けない…
こんなことなら古畑さんに連れていってもらえば良かった…。
後悔しながらも、懸命に昨日通った場所を思い出しながら屋敷の中を行ったり来たりしていた。
こういった時に限って中々屋敷の人にも会えないのは何故なのか…、
途方に暮れていたそのとき、見覚えのある一際大きな扉を見つけた。
あった!確かあの部屋だ!
遠めから少しだけ扉が開きかかっている。
私はようやく見つかったことにホッとしてその部屋に近付いた。
「あっ………ご…っさまっ」
ん?
何だろう…
微かに聞こえる女の人の声。
辺りを見回すが誰もいない。
「ああぁっ、」
扉に近付くほどに大きくなっていく。
私は不思議に思って少し開きかかった扉の前に立ち、絶句した。
「あぁっ!
ごっ…ごしゅじんさまぁっ…」
淫らに鳴くメイドさんの腰を掴んで乱暴に身体を揺らす有川様。
「ダメっ、あぁっ……あ…っ」
「はぁっ…」
目を瞑ったまま艶かしく天を仰ぐ有川様をみて、私はハッと息を飲んで一目散に廊下を走った。
昨日行ったから、当然分かるだろうと過信していたせいで、私は見事に迷子になっていた。
情けない…
こんなことなら古畑さんに連れていってもらえば良かった…。
後悔しながらも、懸命に昨日通った場所を思い出しながら屋敷の中を行ったり来たりしていた。
こういった時に限って中々屋敷の人にも会えないのは何故なのか…、
途方に暮れていたそのとき、見覚えのある一際大きな扉を見つけた。
あった!確かあの部屋だ!
遠めから少しだけ扉が開きかかっている。
私はようやく見つかったことにホッとしてその部屋に近付いた。
「あっ………ご…っさまっ」
ん?
何だろう…
微かに聞こえる女の人の声。
辺りを見回すが誰もいない。
「ああぁっ、」
扉に近付くほどに大きくなっていく。
私は不思議に思って少し開きかかった扉の前に立ち、絶句した。
「あぁっ!
ごっ…ごしゅじんさまぁっ…」
淫らに鳴くメイドさんの腰を掴んで乱暴に身体を揺らす有川様。
「ダメっ、あぁっ……あ…っ」
「はぁっ…」
目を瞑ったまま艶かしく天を仰ぐ有川様をみて、私はハッと息を飲んで一目散に廊下を走った。