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近くて遠い
第22章 距離
真希の顔がパッと明るくして、また光瑠の首に抱き着いた。


「それでもいいっ…!」



「っ……」



光瑠はまた身体のバランスを崩しそうになりながら、真希の言葉を聞いていた。


やはり疲れすぎて幻聴が聞こえているのか?


だんだん今起きていることが幻なんじゃないかと、光瑠は疑いだした。


でも…


それでもいい…


今は幻でも夢でも……



「真希……………」




光瑠は真希の肩に顔を乗せて、そう呟いた…


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