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近くて遠い
第40章 温かな場所
そんな光瑠さんを見て胸が苦しかった。
あの光瑠さんが
私のために
何でもするからと
殺すなら俺にしてくれと
そこまで言って、私を助けてくれた……
「光瑠さんっ…!」
「っ…!」
私は堪らなくなって
光瑠さんに抱き付いた。
「っ……すまなかったっ…」
光瑠さんはそう何度も呟きながら、飛び付いた私をぎゅっと抱き締めてくれた。
もうずっと夢見ていた腕の中。
温かくて
ずっといたいって
そう思える、私の大好きな場所…
「謝らないでくださいっ…」
私は光瑠さんに強く抱きつきながら言った。
だって…
だって…
「光瑠さんはここに来てくれたからっ…助けてくれたからっ…だからっ謝らないでくださいっ…」
切に放った私の言葉を聞いて、光瑠さんが私の後頭部を抱えるようにして、力いっぱい抱き締めてくれた。
恐怖で強張った身体が徐々に緩んで安心していくのを感じた。
あの光瑠さんが
私のために
何でもするからと
殺すなら俺にしてくれと
そこまで言って、私を助けてくれた……
「光瑠さんっ…!」
「っ…!」
私は堪らなくなって
光瑠さんに抱き付いた。
「っ……すまなかったっ…」
光瑠さんはそう何度も呟きながら、飛び付いた私をぎゅっと抱き締めてくれた。
もうずっと夢見ていた腕の中。
温かくて
ずっといたいって
そう思える、私の大好きな場所…
「謝らないでくださいっ…」
私は光瑠さんに強く抱きつきながら言った。
だって…
だって…
「光瑠さんはここに来てくれたからっ…助けてくれたからっ…だからっ謝らないでくださいっ…」
切に放った私の言葉を聞いて、光瑠さんが私の後頭部を抱えるようにして、力いっぱい抱き締めてくれた。
恐怖で強張った身体が徐々に緩んで安心していくのを感じた。