この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
不良の彼は 甘くて強引
第17章 深海の魔物


込み上げてくる快感を
大切な人の前で解放させ──


彼にとっては無数に経験してきたことかもしれないけれど

わたしにとっては
味わったことの無い感覚。








「はぁ…っ」








ザザ―……






…夏の夜は長くはない。




──…波音の代わりに聞こえてくるのは、重なり合う男女の甘い吐息。


──…潮の代わりに、淫らな蜜の香りが辺り一面に漂う。


冷たい筈の海風も

身奥から沸き立つ熱を冷ますことはできない。





もし本当に、ここが海底…


彼が、光さえとどかない深海にわたしを連れ去ってくれるなら


朝など来ないのに……。












―――…











それは大学1年の夏の出来事。


わたしはあの夜、初めて女の悦びを知りました。



あの日の事は…今でも鮮明に覚えてる。

たぶんこれからも…


ずっと忘れません。








あなたはもう








忘れたのかな?








聞いてみたい気持ちもあるけど…、会えないことにはそれも無理だね。









忘れてるかなぁ





…もしそうなら





すごく、寂しいけど……。








/694ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ