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レモンティーな朝焼け―母娘調教―
第32章 思い出づくり
「こ、ここは・・・・?」
ディスコのような所なのだろうか、十数人が音楽に合わせ踊っていた。
薄暗い店内を眩しいライトやイルミネーションがキラキラと輝きながら、渦巻いている。
「言ったでしょう・・・?思い出をつくりに来たんですよ」
「えっ・・・・?」
予期せぬ答えに、香奈子は又はぐらかされた気がした。
このまま、踊るだけで帰すつもりなのだろうか。
(それとも・・・)
戸惑いながら立ちすくんでいると、竹内の手が肩を抱いた。
反射的に身体を強張らせた香奈子に、男はクスッと笑った。
「大丈夫、何もしやしませんよ・・・」
そのまま、奥の方に導いていく。
「楽しいショウをご覧にいれようと思いましてね」
人ごみを抜けると、明るく照らされたステージが見えた。
ソファーらしき座席が放射状に配置され、その2m程後ろに手すりが立っている。
「さっ・・・・どうぞ・・・」
ステージの中央、前にある席に香奈子は座らされた。
「ここは特等席でしてね・・・」
男は人懐こい笑顔を作りながら言った。
それは警戒心を解くには十分であったのか、香奈子も思わず唇を緩めてしまった。
(本当に、ショウを見るだけなのかもしれないわ)
約束を守ってくれた事に、素直に感謝をした。
(良かった・・・)
ホッとして辺りを見まわすと、数組のカップルが席についているのが分かった。
中には男性一人の客もいる。
徐々に席が埋まりだし、手すりの外側にも人影が集まってきていた。
踊っていたのは開演前の時間潰しらしく、後ろのフロアーの照明も落とされ、ステージを除いた場内が暗い闇に包まれていった。
ブザーが鳴り響き、ステージの照明も消えて辺りが真っ暗になった。
ディスコのような所なのだろうか、十数人が音楽に合わせ踊っていた。
薄暗い店内を眩しいライトやイルミネーションがキラキラと輝きながら、渦巻いている。
「言ったでしょう・・・?思い出をつくりに来たんですよ」
「えっ・・・・?」
予期せぬ答えに、香奈子は又はぐらかされた気がした。
このまま、踊るだけで帰すつもりなのだろうか。
(それとも・・・)
戸惑いながら立ちすくんでいると、竹内の手が肩を抱いた。
反射的に身体を強張らせた香奈子に、男はクスッと笑った。
「大丈夫、何もしやしませんよ・・・」
そのまま、奥の方に導いていく。
「楽しいショウをご覧にいれようと思いましてね」
人ごみを抜けると、明るく照らされたステージが見えた。
ソファーらしき座席が放射状に配置され、その2m程後ろに手すりが立っている。
「さっ・・・・どうぞ・・・」
ステージの中央、前にある席に香奈子は座らされた。
「ここは特等席でしてね・・・」
男は人懐こい笑顔を作りながら言った。
それは警戒心を解くには十分であったのか、香奈子も思わず唇を緩めてしまった。
(本当に、ショウを見るだけなのかもしれないわ)
約束を守ってくれた事に、素直に感謝をした。
(良かった・・・)
ホッとして辺りを見まわすと、数組のカップルが席についているのが分かった。
中には男性一人の客もいる。
徐々に席が埋まりだし、手すりの外側にも人影が集まってきていた。
踊っていたのは開演前の時間潰しらしく、後ろのフロアーの照明も落とされ、ステージを除いた場内が暗い闇に包まれていった。
ブザーが鳴り響き、ステージの照明も消えて辺りが真っ暗になった。