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ナイショだよ
第3章 ナイショだよ
しばらくの間されるがまま

お兄ちゃんの膝の上に抱えられていました。

「これは、みんなにナイショだからね」

と、言われました。

私は、お兄ちゃんの言葉を聞いて、誰にも言わなかった。

お兄ちゃんの指が出し入れされるたびに、痛みはあったのだけれど。
濡れていることを自覚していた。
痛みの中に、なんとも言えない感覚も感じていた。

これは、誰にも話しちゃいけないこと。
いけないことをされているというのもわかっていた。

大人になるまで、誰にも話せないでいた。
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