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第6章 ネタミマス

「もういいでしょ？返してよ升根ちゃ…ああッ!?」
手を差し出す玉男から、多美は逆に封筒を取り上げた。

「未那ちゃんが可哀想だもん
これは没収！」

「ええええ!?ヒドイよォ」

醜い顔をさらに歪ませて追い縋る玉男を多美は無情にも蹴り飛ばした。

「うッ！」
玉男は股間を押さえてしゃがみこむ。
だが、多美の姿が廊下の角を曲がって見えなくなると、苦しげな表情を一変させ、腹を抱えて笑いだした。