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幼なじみとSEX×5 〜ダメだとわかりながら抗えないカラダ〜
第1章 【Chapter1/再会】
「あのね、お母さん……再婚したい人が居るんだけど会ってもらえるかな?」
私、小田切紘子22歳は、小学3年の時に両親が離婚して母に引き取られ引っ越し、ひとり親世帯として母と2人きりで暮らしてきた。
昼夜働く母は私を大学まで行かせてくれ20歳を迎えた時にそう切り出された。
戸惑うこともなく、母も恋人らしき人が居る事に気付いてもいたし喜ばしいことだと祝福したし会ったりもした。
とても気さくで話しやすい人。
母にぴったりだしお似合いだと思う。
ただ、再婚後は山谷さん(再婚相手)の実家近くの新潟の方に移り住もうと考えていると告げられた。
おめでとう、行ってらっしゃい。
私はこちらに残って都内で一人暮らしします。
もう成人してるのでついていく気もないし独り立ちする良いチャンスだとも思った。
定期的に一緒に食事会をする事を条件に家も引っ越し代も生活用品一式も援助してもらっちゃった。
大学卒業を機に母は再婚した。
私もそれなりの製薬会社に就職して社会人一年目は何かと目まぐるしい日々が続くが充実していた。
「紘子ちゃーん、誰か紹介して」といつも口癖のように言ってくるのは同じ部署の同期、館山美登里(タテヤマミドリ)だ。
「本当、○○大卒でしょ?」ってそれ偏見だってば。
そこそこ頑張って入学して勉強漬けの4年間だったんだからね!?
家庭教師のアルバイトくらいしか出来なくてカツカツだったわよ。
確かに学内はイケメンだらけだった傾向はあるけど全く口も利かずに青春終わってたわ。
無理して輪に入るより端から見てても楽しそうに見えなかったから余計距離を置いてた……なんて言ったら殺されるかな。
「○○大と言ったら可愛い子もめちゃくちゃ居るじゃん、俺にも紹介して!」
間を割って入って来たのも同期の石黒蒼介(イシグロソウスケ)、営業の早くもエースだ。
合コンをセッティングしろって?
バカ言わないでよ。
「あ、この前の合コンでさ、紘子の写真見せたら会いたいって言ってた子居るけど会ってみる?」
「ちょ、いつ見せたのよ、もう当分合コンとかはいいや」
「え、ちょっと待って!諦めるの早くない!?そんなんだと私ら気付いたらアラサーだよ!?仕事に生きるには早過ぎでしょうよ」