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幼なじみとSEX×5 〜ダメだとわかりながら抗えないカラダ〜
第10章 【Chapter10/5人に愛されて……】







トイレから出るや否や「どうだった?」って京ちゃんの方が不安そうな顔。




「あぁ………えーっと」




そう期待されてもちょっと調子狂うというか。
2〜3回ほどこのくだりを経験してるからこそもっとこう、力を抜いていきたいというか。
私だって経験した事がないから正直、どんな構え方をすれば良いのかなんてわからない。




トイレで思わず写真撮っちゃった。




「えっとね、多分………デキてるかな」




くっきり出てきた二重線。
妊娠検査薬で判明した。
「やったー!」と万歳して喜ぶ姿にビクッとなったけどこんなに喜んでくれるんだって擽ったい気持ちにもなった。




ようやくココに来てくれた。
大切に育てなきゃ。




「あ、でも京ちゃん、ちゃんと病院で調べてもらって初めて妊娠してるって事になるからね?」




「そっか、じゃ、すぐ病院行こう!」




「ちょっと待って、今日は病院もう終わってるし予約しないと」




「え?そうなの?すぐ診てもらえないんだ……」




「うん、それに生理来なくなってまだ1週間だから赤ちゃんの姿確認出来るかどうかは……確実にって思うならもう少し様子見してから行く方が良いのかも」




「えぇっ!?そっか……俺よくわかってなくてごめん」




「ううん、私も色々とネットで調べただけだから……でも妊娠反応出てるから後は子宮外妊娠じゃないかを調べてもらわないと」




「子宮外妊娠!?なにそれ……」




「子宮、赤ちゃんの袋の外で着床しちゃう事……それだと育たないし妊娠には至らないの、そのままにしておくとお腹の中で出血して命に関わるって書いてた」




「ヤバいよ、それ……早く予約して確認しに行こう?俺も行くから」




私の一言一句に百面相する様子が可笑しくて笑ってしまった。
眉毛がハの字になって泣きそうなんだもん。
私も抱いてた不安とか飛んでっちゃった。




しっかりしなきゃ。
お腹で育てられるのは自分しか居ない。
京ちゃんの赤ちゃん、私も見てみたいよ。




その日から呆れるほど過保護を受けて過ごす事になる。
休日の一人での外出なんてもっての外、必ず京ちゃんがついてくる。










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