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縛られたい
第10章 甘い夜〜まりあ
「痛いの?」と訊く阿部さんの目は、
「違うよね?」と言っているみたいで、
紅くなってしまう。


「力を抜いて?
そうだ。
脚、舐めても良い?」と言うと、
身体を起こして足元に移動した。


「靴下だけって、なんかエロいな」と言いながら、
靴下を脱がせる。

そうだった。
今日はストッキングじゃなくて、
でも素足でもどうかな?と思って、
レーシーで少し緩い靴下を履いていたんだった。


素足になった私の足先を見て、
「足も小さいね?」と言うと、
足先からゆっくり口に含んで舐める。

くすぐったいより、
気持ちの良いような、不思議な感覚がして、
声が出てしまう。


唇が少しずつ上に移動する。
太腿が少し開いてしまう。
その内側に舌を這わせる。


そして、脚の付け根まで来ると、
両手で脚を開かせて、
「凄く綺麗だ。
トロトロになってる」と言う。
言葉と一緒に熱い息がかかるので、
羞恥心でカッと紅くなったと思うと、
阿部さんの舌がそっと蕾の辺りを撫でるように這う。


指先で剥かれると、
蕾を唇に含んで吸いながら舌先で転がす。


ビクン
と、身体が跳ねてしまって、
声が出てしまう。


「まりあさん、可愛い」と言いながら、
更にレロレロと舌を動かしては吸い上げたり軽く甘噛みする。


指先でスーッと割れ目に触れると、
「凄く濡れてる。
指、挿れても良い?」と言うと、
そっと指を挿れて中を擦るようにした。

入り口近くのお腹側を触られると、
気持ち良さで震えてしまう。


「痛くない?
指、2本でもキツイな。
もう少し解そうね?」と言って指を動かしながら蕾も舌と指で刺激する。


太腿の辺りに阿部さんのが当たっている。
「熱くて硬い」と言って、
そっと握ってみる。


「まりあさん、ダメ。
触ると暴発しそう。
勿体ないから、出すならナカに出したい」と、
腰を引いてしまう。


「だったら、挿れて?
ナカに出して?」と言うと、
「えっ?」と少し驚いた顔をした。


「私も…まさとさんが欲しいの。
挿れて?」

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