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女たちは生きる
第7章 九 知花
同じ人から何通もはじめましてメールが届いた
登録写真はハワイの海にしてある
知花
プロフィールは読書と映画と音楽が好きとだけ書いた

あまりにもメールが来るので
返信してみることにした

純と名乗っている男性
年齢 56才
趣味は知花とまるで同じ
年齢差は18才

初めての返信 さすがに緊張する

沢山のメールのお礼から始めた

相手からの返信は夜の十時頃が殆どだ

話題は豊富だった
昔のハリウッド映画が好きだと書くと
純さんは
フランス映画も好きで
幾つか映画と役者の名前書いてきたり
ハリウッド映画で好きな映画が一緒で
お互い驚いたりした

音楽はやはり時代がずれているので
知花は知っていても
純が知らないが事が多かった
それが逆に知花を安心させていた
知ったかぶりをしない
自然体な人柄に思えて
逢いたいと思わせる

なかなかの手練れだなぁ
やめようか どうしようか
悩みながらやり取りは続いた

ひと月のやり取りを経ていよいよ
お茶?を飲む事になった
お互いお茶と良いながら
メールで破際どいワードも出していた
例えば
知花が肩凝りが酷い話をしたら
自分はマッサージが得意だから
いつかしてあげるとか…
夜夜景綺麗なバーで飲みましょう
その日は帰さないかもとか

冗談として流せる軽いタッチ
艶っぽい内容も…笑って遣り過ごせる

いよいよ当時
お互い仕事終わりの新宿のとある高層ビル最上階のレストラン入り口で待ち合わせ

知花は残業が入り待ち合わせぎりぎりの時間になってしまった

少し息が上がっている知花に
にっこり微笑む紳士がいた
「あの…知花さん?」
「はい……純さんですか?」
お互いほっとして
純から差し出された手を握る
「改めてはじめまして純です」
「はい宜しくお願い致します  
知花です」

「さぁ お店に入りましょ」 
手慣れたエスコートに
少しだけ
やんちゃさを感じ取った知花は
その後の事を想像して
腰当たりがキュンとするのを感じた
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