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男が自分以外居なくなってしまった件
第1章 男消滅、ただ1人を除いて
「デート楽しかったね」
「うん、楽しかった」
「ねぇ、直樹くん、次いつデートできる?」
「うーん、テスト勉強とかあるから遅くても2週間後じゃないかな」
「そうなんだ。分かった」
「あ、もうこんな時間!電車に乗らないと、またね直樹くん」
「またね。夏帆」
そんな他愛もない話が最後の会話になるなんて思ってもいなかった。
電車に乗った次の瞬間、彼氏が…いや、私の周りから男の人が全員消えた。ちょうど0時に