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朱になる
第1章 運命の出会い

 リモートワークが増え 今週の出勤は二日だけだった。
 上原慎二は自分の机に就いた。妙に片付いているが ほこりっぽく感じられる。
 出勤している社員は半分以下だ。この雰囲気に少しは慣れたが 活気がないので 以前のように 机に座るとすぐに仕事に取り掛かる気にはなれない。

 まずは 休憩室に行き コーヒーを飲む。
 ほどなく 岡部諒子が入ってきた。
 「あら。おひさ」
 「今日も 朝から色っぽいね」
 諒子と会うのは ほぼ十日ぶりだ。

 諒子とは 同期の中で 一番親しい。時折 ベッドをともにしているので 社内でも一番親しいといえる。
 Vネックのフリルをあしらったオフホワイトのブラウスから 誘うような谷間がみえる。可哀想なくらい細いウエストの下には スポーツ選手のように盛り上がったお尻がある。ぴったりとした服でなくてもわかるスタイルの良さだ。
 香ばしいブラウンに染めたセミロングの髪に 紅い口紅がよく映える。不思議と知的にみえる。
 初めて 諒子の裸を見たときには その素晴らしさに目を見張ったものだ。諒子自身も スタイルに自信があるらしく 平気で裸で歩き回る。

 「久しぶりに 美味しいものでも食べにいかない?」
 「あら。誘ってくれてるの?」
 「ここのところ 美味しいものにありついていないものでね」
 「外に行かなくても 美味しいものにはありつけるでしょう?」
 うれしいお誘いだ。
 「じゃあ うちで 何かみつくろって食べる?」
 「それで きまり」

 今日は なんだかうまく回りそうな気がする。

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