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私の家庭教師はAV男優
第4章 ④
りのは視線を落とし、左右の手の指を重ねて人差し指同士をツンツンと合わせながら

「あの時の意味がわかった。体を重ねるとわかる。相手が自分のことをどう思ってるのか。家庭教師にされた時の感覚って、いきなりされた割には包まれているような感じで。。。」

秋葉はもじもじしながら話すりのを見つめていた。

「それに、気持ち良かったし。。。。」

りのは視線を上げると、秋葉と目が合い、目を鋭くして

「こっちをじっと見んな!恥ずかしいだろっ、家庭教師!」

秋葉は膝をついて立ち上がり

「話は聞いたから俺は帰るぞ」

すると、りのは秋葉の前に立ち

「教えて。何で家庭教師の時は良かったんだろ?」

秋葉は肩をすくめて

「俺は必ず女を敬いながら交わることにしている。だからじゃないか?あ、お前の場合は女の子だったな」

「それって、私のことを好きだってこと?」

りのは少し潤んだ瞳で秋葉を見つめた。

「違う。不特定多数の女に対しても同じ気持ちで体を重ねる」

すると、バチンッと、りのが投げた教科書が秋葉の顔面にヒットした。

「いってぇなっ!!」

「最低ヤリチン野郎っ!!やっぱり家庭教師なんて大嫌いっ!!」

「ち、違う違う。そういう意味じゃない!」

「いろんな女とヤリまくってんでしょ!!はいはい、勉強の時間は終わったので帰って!!さあ、早く家から出てって!」

「お、おい、やめろ。押すなよ」

玄関までりのに背中をグイグイと押された。

秋葉は靴を履きながら仁王立ちするりのを見た。

りのは腕組みをして

「じゃあ、また勉強教えて」
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