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私の家庭教師はAV男優
第51章 (51)
「それをどうする気?」

麗紫亜は言いながらハサミをカチャンッと閉じると、りのは鉢を握り

「こっちに来たらぶつけるから」

麗紫亜は肩をすかして、ジャケットのほつれて垂れた糸をハサミで切った。

そして、ジャケットを壁際にあるハンガーにかけた。

ハサミをペン立てに入れて

「これでいい?鉢を元に戻してくれない?」

りのは鉢を元の場所に置き

「顔を刃物で切り刻むなんて。なんで、そんなことをして楽しいの?」

麗紫亜は窓際に立って夜景を眺めた。

「早く寝ないと夜が明けちゃうよ」

りのは両拳を握り

「質問に答えてよ。それに、いつ顔を切られるかと思うと安心して寝てらんない」

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