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私の家庭教師はAV男優
第60章 (60)
「聞いたよ。りのちゃん、今日で最後なのよね?」

「うん。短い間だったけど、ありがと」

りのと紅羽は衣装部屋でドレスに着替えた。

「りのちゃん。辞めてもお店に遊びにきてよ」

「ダメっしょ。未成年だし」

「そうだよね」

紅羽は笑った。

「紅羽はいつまで続けるの?」

「わかんない。ずっと続けるかもしれないし、明日辞めるかもしれないし。一寸先と言うか、1秒先は闇だよ」

りのはドレスの裏地を引っ張り

「一秒の先まで考えて生きてんの?」

「だって人生ってわかんないじゃん。当たり前のように何も考えずに明日があるって思って生活してるのに急に死んでしまったりさぁ」
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