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私の家庭教師はAV男優
第60章 (60)
「やっぱりあなたね」

麗紫亜が二人のボックス席を覗きこんだ。

輝羅は「ども」っと言って頭を軽く下げた。

「麗紫亜さん、綺羅のことを知ってるの?」

麗紫亜は首を傾げて

「輝羅?」

「うん。この子の名前」

「慧莉栖」

麗紫亜が言う。

「慧莉栖でもいいわよね」

輝羅は頭の後ろに両手を持っていき

「その名で俺を呼ぶ奴って、今はあまりいねぇんじゃねえかな」

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