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第61章 （６１）

すると、輝羅はりのの手を離して秋葉の正面に立ち

「お前もどうせ同性愛者を馬鹿にしてんだろ？」

秋葉は凄んでくる輝羅に対して表情を変えることなく
　
「誰がそんなことを言った？」

「態度見りゃわかんよ。こいつに騙されて変な道に行くなって顔してんだろが？」

秋葉は目を細めて

「それはお前の心の弱さだろ？」

「あん？」

「どこかでコソコソしてるから、そういう思い込みが出てくるんだよ」

「コソコソなんかしてねぇし」

秋葉はジッと輝羅を見つめ

「俺は異性同性関係無く、そこに愛があるということを本当に尊重している。俺は家庭教師として、こいつの心配をしているだけだ。お前が女だろうが男だろうが関係ない」